<都市伝説>赤ちゃんに話しかけないと死んじゃうってホント??
赤ちゃんに話しかけず、目も合わせず、ただ食事などのお世話だけをしたら、その赤ちゃんは不可思議な言葉を話すようになるのでしょうか?
それとも、コミュニケーションが取れない赤ちゃんは、考えることや伝えることができず、重大な障害を抱えてしまうことになるのでしょうか?
あなたは、赤ちゃんに話しかけないと死んでしまうというお話を知っていますか?
今回はそんな残酷で悲しい都市伝説を紹介します。
フリードリヒ2世の実験
神聖ローマ皇帝のフリードリヒ2世はある日疑問を持つことになります。
「赤ちゃんに一切話しかけずに育てたら、どんな言葉を話すのだろうか?」
それからフリードリヒ2世は50人の赤ちゃんに対しある実験を行います。
- 赤ちゃんにしゃべりかけてはいけない
- 赤ちゃんの目を見てはいけない
- 赤ちゃんにほほえみかけてはいけない
- 赤ちゃんとスキンシップをとってはいけない
- 赤ちゃんのお世話はしっかりすること
赤ちゃんの食事や排せつの面倒はしっかり見るが、無表情でロボットのように接しなさいという実験。普通の人間であるならば、かわいくて愛くるしい赤ちゃんにそんなこととてもできませんね。
結果はといいますと、なんと!赤ちゃん50人が全員亡くなってします。
ただスキンシップをとらなかっただけで、食事も排せつの面倒も見ていた赤ちゃんがなぜ亡くなってしまったのでしょうか?
実験はまだ続きます。
(赤ちゃんにお乳をあげるときも無表情でそっぽを向いていたのでしょうか・・・その風景を妄想すると怖いですね・・・)
ルネ・スピッツの実験
心理学者のルネ・スピッツも似たような実験をしています。
戦争孤児となった赤ちゃんを55人集め、スキンシップを一切取らずに育てました。
皮膚の接触すらも禁じ、話しかけたり笑いかけたりも禁止です。
フリードリヒ2世と同じく、とても残酷な実験だとおもいます。
育てることになった乳母もかなり精神的な負担があったのではないでしょうか。
実験の結果、55人中
・2年以内に27人が死亡
・成人前に17人が死亡
・残った11人は成人後も生き続けたが知的障害などがみられる
と、悲惨な結末となりました。
知的障害だけでなく言語障害や人格障害といった症状も見られそうですね。
生き残ったとしても、これだけの精神疾患がみられるということは、やはり赤ちゃんとスキンシップには何か深い関係がありそうです。
スティルフェイスの実験
赤ちゃんとスキンシップの関係は近年の実験からも様々なことがわかっています。
スティルフェイス実験とは、赤ちゃんと対面する母親が、急に無表情になり反応しなくなったとき、赤ちゃんはどのような反応を示すかという実験です。
実験の結果、
・にこやかにしていた赤ちゃんがつられて無表情になる
・母親の顔ではなく、周囲を見るようになる
・ショックを受けて、泣き出してしまう
と、赤ちゃんに大きなストレスを与えていることがわかります。
こんなストレスを赤ちゃんの頃からためていたら、たしかに障害が出てきてもおかしくないですよね?
赤ちゃんの成長のためにスキンシップがいかに大事なことかわかります。
スキンシップの重要性
以上の実験から、
人間は成長していくうえでスキンシップがかなり重要だということがわかりますね。
そもそもスキンシップをとることで、「オキシトシン」という精神の安定を促進するホルモンが分泌されて、情緒が安定し、穏やかに成長出来るだとか。
昨今では、虐待で小さな子供がなくなったり、自分勝手な思いで、子供を放置しそのまま死なせたりと、胸が痛ましくなる事件もたくさん起こっています。
(そういった事件も今後取り上げていきますね!)
赤ちゃんはもちろん、生まれてきた子供たちに対し、
優しくする
スキンシップをとる
そんな当たり前のことを、できない大人もたくさんいます。
スキンシップを取って、誰もが分かり合えるような世界に、オキシトシンが分泌されまくる世界になってほしいものです。
まとめ
以上、赤ちゃんに話しかけないと死んじゃうってホント??
の都市伝説の紹介でした!
ほんとにこのような残酷な実験があったのか?
ほんとに死んでしまったのか?
気になる点はありますが、たしかに無表情でお世話されたら、人格とかゆがんでしまいそうですよね。
もし自分に子供ができたとき、どのように接してあげたらよいのか。
考えさせられることはたくさんあります。
優しく接してあげられるような人でありたいと思います!
あなたの気づきのきっかけになれたら幸いです!